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沖公研ニュース

「沖縄歴史教育入門」第1期 (第4回 「古代南島」講師:山里純一琉球大学教授)

平成27年度 地域貢献事業として開講する「沖縄歴史教育入門」講座 第1期 第4回は「古代南島」と題し、日本古代地方財政・律令国家史および沖縄社会民俗史研究の第一人者である山里純一先生(琉球大学教授)に講義いただきました。
『日本書紀』『続日本紀(しょくにほんぎ)』といった日本官撰の史書および『魏志』『隋書』といった東アジア中世の史書、日本律令国家の公文書に遺された、南島人・琉球人に関する記述資料を網羅的に検討しました。
その結果、種子島から信楽(八重山地域)にいたる琉球弧の人々は、既に8世紀(飛鳥時代末~平城京の時代)において、自ら大和と交易関係を結び、日本皇室から官位を受ける関係を取り結んでいた事実を解明、さらに、遣唐使が日本と中国大陸を往来する最短経路として、南島(琉球諸島、とくに沖縄本島周辺島嶼)を重視しており、大宰府をとおして、琉球社会との関わりをマネジメントする仕組みが構築されていた点に着目、この仕組みを通して、南島から飛鳥・奈良朝廷に南島産のアカギ原木、檳榔(クバの葉)、夜光貝などが定期的に貢納・貢進されていた事実に論が及びました。
琉球史はもちろん、日本史の教科書でもなかなか取り上げられない史実関係を、断片的な資料から読み解く、文献史学の研究法について、実践的な理解を深める場にもなりました。

平成27年6月25日 19時~21時講師:山里純一先生(琉球大学教授、日本古代史)

Posted by 一般財団法人 沖縄公共政策研究所 on 2015年6月25日